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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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其の一。
何かの乱闘があり、A軍、B軍がにらみあっている。
明らかに何かの格闘技かスポーツをやっているようなものすごく太くがっちりした女の人がA軍の戦いを優位に進めており、それにしびれを切らしたB軍の男性の一人がその女の人に殴りかかる。
いくら屈強でも、男性は女性を攻撃していはならないという暗黙のルールがあったようで、あちこちからいっせいに悲鳴が上がる。
不意をつかれたA軍の屈強女は男性の攻撃をまともに受ける。
しかしそこはなんとかもちこたえ、再度反撃に出るが、いつもの力を出すことはできなかったようだ。

屈強女の劣勢を見るや、B軍からは歓声が上がり、このままやっつけてしまえとの声が上がる。
しかしB軍の女性の一人が、やはりこれはフェアじゃないと反論。
だがもうB軍の「デブ!デブ!」という罵声にその声はかき消されてしまう。
そうこうしているうちに、屈強女が捨て身でB軍に殴り込んで来た。
袋だたきにしようと複数の男性が待ち構える。
そこへ先ほどフェアじゃないと反論した女性がとめに入る。
「彼女(A軍の屈強女)はただのデブじゃない」
実はこの女性もB軍ではかなりの手だれであった。
が、体格に差がありすぎた。
B軍の女性は小柄であった。
「(腕の)リーチが…」という言葉を残して、B軍の女性は吹き飛ばされる。

其の二。
新しいところに引っ越して最初の夜が明ける。
窓を開けると少し離れたところに民家が見える。
ジャージを着た男の人が屋根の上で腹筋をしている。
てっきり高校生ぐらいの少年かと思うと、その家の主であるらしいおじさんである。
腹筋するたびに屋根がべこべこへこむ。
安普請なのか…と思いながら見ていると、漆喰のくずれかけたところからその家の子どもたちが屋根にわらわら出てきて遊び始める。
ネズミみたいだなあと思うが、その家の事情があるのだろうと深く考えるのをよす。

そうこうしているうちにNTTの人が来る。
ADSLの工事である。
工事は多人数でやって来て、その中の一人、松山ケンイチがリーダーであるらしい。
初日に(ガスの開栓等)特に何もしなくても風呂に入れたことを言うと、「前の人がイリジウムを入れたまま行かれたんですね」などという(イリジウムは万年筆のペン先に入っている玉。風呂とは関係ないと思う)。

松山ケンイチはあとの作業を部下たちにまかせ、私の身の上話をあれこれ聞く。
さっき見たネズミの一家のことが頭をかすめたので、またえらいところに引っ越して来てしまったかも…みたいに言うと、松山ケンイチは同情し、案内と元気づけに近くの文房具屋に連れて行ってくれようとする。
文房具屋で働いている文房具マニアにおすすめできるような店じゃないんだけど…と言葉を濁すが、私はすでに興味津々であり、早く教えろ、どうやって行くのか、西にあるのか、東にあるのか、と騒ぐ。
車で連れて行ってあげましょうということになるが、そこで松山ケンイチは再度ためらう。
誰かに気をつかっているらしい。
「ブラジル2号が最近ちょっと乗ったもので」
みたいに小声で言ったのを聞き逃さなかった私。
「彼女ですか」
と聞くと否定するが、まあそのようなものであるらしいと感じる。
そんなの気にしないのになあと思いながら、松山ケンイチと並んで歩く。
# by nekomachi_fumiwo | 2009-07-23 00:54 | 夢日記

粉砕せよ。

孤独な作業は続く。
いやむしろ一人でよかったのだ。

ドラマ等でたまに友達たちと和気あいあいと引っ越し作業を進めているシーンがあるが、ありえない。
荷物の搬入搬出のみならまだ分かるが、梱包は完全に関係者(=自分)以外立ち入り禁止。
そこではとんでもなく要領の悪い、本人にしか意味の感じられない行為がえんえんと繰り広げられているのであった。
おそらくここに片づけるのが上手い猫町妹であるとか、前の職場のS嬢、今の職場のI先輩等がいたら、何度100tハンマー(「シティーハンター」で香が持ってるやつ)で殴られたか分からない。

「順番が違う」

彼らは口を揃えて言うだろう。
そうかもしれない。
だけどやらせてくれ。

この二日間、ひたすら過去を粉砕しまくった。
最初は時間がないとあきらめかけた。
そのまま捨てようと思った。
紙媒体の情報なんてPCのデータに比べると流出の危険も少ない。
しかしちらと見てしまったらもう許せない。

1993年以降に書いた詩のほとんどを粉砕。
また量が半端じゃないのだった。
一人暮らしを始めたばかりの頃は、もう誰にもはばからずに詩が書ける喜びがあったのか、もうむちゃくちゃないきおいで書いている。
字がでかい。
汚い。
そしてイラスト付き。
これはもう砕くしかない。
まさに火が出るようないきおいでシュレッダーを回し続け、ちょっと壊した。
ああ、明光商会のシュレッダーが欲しい。

昔、「モザイク」という詩を書いたことがあった。
いろんな紙にいろんなペンで同じような詩を書き続けたことを振り返った詩だった。
すみません。
今回そのモザイクを砕きました。
だけどモザイクは砕かれたが「モザイク」という詩は生き続けているから大丈夫だと思う。
ちょっとおもしろかったのが、粉砕中に「モザイク」の「創作メモ」が出てきたことだ。
案外真面目に分析してあの詩を書いたようだ。
もし猫町フミヲマニアがいたら(いない)、高額で落札されること間違いなしである。
これはとっておくことにした。

こんな感じで引っ越し作業はますます混迷を極めているが、それでも本棚は空になり、ダンボールのタワーがあちこちにでき、そこそこ形になりつつあります。
# by nekomachi_fumiwo | 2009-07-21 09:11 | 日記

今日の予定。

不動産屋に鍵をもらいに行く。
その帰りに新住居に寄り、あちこちのサイズを測る。
冬物を知り合いのクリーニング屋さんに預ける。
あとはひたすら荷物を箱詰め。
やるしかない。
# by nekomachi_fumiwo | 2009-07-19 09:26 | 日記

真夏の朝の夢。

覚え書き其の一。
仕事でお客さんからの問い合わせを受け、メモを受け取ると、そこにはいつか私が見た夢の光景が精密な設計図として描いてある。
(これは私の夢だ)と思うが、言っても信じてもらえないだろうと思い口をつぐむ。
設計図は二つあって、一つめは別の店員が接客したらしく、「こっちの棚はコクヨから取り寄せ可です」などという。
(棚じゃないくて祭壇だよ)と思うが、やはり何も言えない。

覚え書き其の二。
誰かと深く愛し合っているようだ。
お互いに丁寧な言葉で愛を伝え合う。
われわれの視界には街角にあるような巨大な画面があり、そこでは歌番組のようなものがずっと流れている。
「こんなに(歌番組の歌詞の)字幕を愛おしく見つめたことはありませんでした」
同じことを私は二回言った。
この足で指輪を買いに行こう、もうみんなに発表してしまおう、とその人が言い、その状況を客観的に想像してみた瞬間、その人が兄であることに気づく。
「なあ、兄妹やん。兄妹って結婚できんくなかったっけ?いとこまでじゃなかったっけ?」
我に返る私。
「いいや、例外がある」
その人は書類を取り出し、そこに例外が載っているというが、その人が取り出した書類は、小学校の遠足のしおりみたいな、わら半紙に担任の先生の手書きで作ったようなもので、一応読んでみるが、全然それは「例外」になっていなかった。
「これは…ちがうやろ。あかんて。もうええやん結婚とか」
兄ではないが兄であるその人はちょっと悲しい顔になった。

…朝から粗大ゴミを出すため早起き。
重いものを抱えて夏の日差しの中歩く。
今日はタウリン2000ミリグラムを途中で摂取する予定。
# by nekomachi_fumiwo | 2009-07-16 08:56 | 夢日記

汗まみれ引っ越し日記。

今日は粗大ゴミの申し込みや引き取り、ガス、電気、水道の閉栓や開栓の手続き、引っ越し業者の見積もりなど。

十年間労苦をともにしたPowerMacG3DT233、SONYの巨大なモニター(ブラウン管で17インチ)、修論印刷のために購入したOKIのレーザープリンタ、これらを載せていたパソコンデスクのすべてを一気に処分。
リサイクルショップのお兄さんがとてもいい人で、ハードディスクを破壊したい私のために丁寧にパソコンを解体し、底の方からハードディスクを引っぱり出してくれた。
パソコンを捨てたいがデータが復元されるのが怖いと周りの人に相談すると、パソコンを開けてハードディスクを取り出せばいいとか、壊せばいいとか皆簡単そうに言うが、引っくり返してもどこにもねじがなく途方にくれていたのだった。
かといってこのまま廃棄するのも怖く、思い切ってお兄さんに聞いてみてよかった。

「NARUTO」のシカマル似のお兄さんは、けっして愛想よしではなかったが、Macが好きらしく、ぽつぽつと説明しながら時間をかけて丁寧に作業をしてくれた。
せっかく取り出したものを破壊しようとはやる私に「そんなに大変なデータが入っているんですか」とお兄さんは苦笑したが、たいしたものは入っていない。
大学院時代のレポートとか、修論の実験データ、それから修士論文。
うわー修士論文。
ついに修士論文を破壊するときが来たのである。
象牙の塔に戻る可能性などとうの昔にゼロなのに、どうしても修士論文を破壊することができずに、ずっとこのかさ高い、ネットもできないパソコンを数度の引っ越しのたびに持ち回っていたのだった。
でももうさらばだ。
アディオス。

それにしても本当にリサイクルショップの人はいい人たちで、愚かな私はシカマルお兄さんがパソコン本体、モニター、パソコンデスクを運び出した時点で満足してしまい、トラックが走り去ったあとでパソコンデスク用の椅子が残っていることに気づき、恥をしのんで再度電話で呼び戻すなどどいうことをしてしまったわけだが、二度目に来た別なお兄さんもまた素晴らしくさわやかな人だった。
なんとかレンジャーに変身しても不思議ではないような、そして変身したあかつきには絶対レッドな感じのお兄さん…
ありがとうございました。

そして、夕方にやって来た引っ越し業者のお兄さん(必要以上のイケメン)もまたいい人なのだった(猫がいると知るや、そわそわと猫を見たがっていたところがナイス。もちろんハナヲは雲隠れ)。
前回も利用した引っ越し業者で、そのときの見積書や領収証を証拠に、あの時よりも荷物が減ったことを熱弁し、前回と同じ料金でお願いすることに成功。
この価格だけでも十分うれしいのに、盗聴器も見つけてくれるらしいし、洗濯機も取り付けてくれるらしいし、その場で一つだけなら巨大な不要物も引き取ってくれるらしいし、なんていい人たちなんだ。
ダンボールもいっぱいもらったし、頑張ろう。
頑張って引っ越して、思いっきり料理を作るのだ。
負けるもんか。
# by nekomachi_fumiwo | 2009-07-13 22:51 | 日記