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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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ハナヲ、阪堺電車に乗る。

土曜日は阪堺電車に揺られてハナヲの予防注射に行ってきた。
窓とカーテンのすきまでひなたぼっこしながらいいあんばいになっていたところを無理矢理キャリーケースに押し込んだので、しばらく抗議の声を上げていたが、電車の中でも病院の待合室でもハナヲはおとなしくいい子にしていた。

動物病院の待合室では、大小さまざまな犬や猫が飼い主にやさしく抱かれながら診察の順番を待っている。
よその犬や猫を眺めたり、飼い主同士の話に耳を傾けたりするのは楽しく、あっという間に時間が過ぎていく。
観察していると、世間でよく言われることだが、飼い主とそのペットはやはりどこかしら似ているケースが多いようだ。
顔立ちまではなかなか似ないが、雰囲気のようなもの。
スウィートだとかスタイリッシュだとかそういうざっくりした感じが。

ハナヲの名前が呼ばれ、まず体重を量る。
一時期太ったように思っていたが、去年とほとんど変わらず2.8キロのまま。
なんとなく背中に視線を感じる。
(こんなしょぼいやつがあんな高貴な猫を飼っているとは)
(この人は飼い主じゃなくて、代理の人なんじゃないか?)
などという声を勝手に想像してへこむ。
残念ながら私はハナヲに似ていない。

さて、ハナヲの年一度の予防注射の日は、私が年に一度だけ「お母さん」と呼ばれる日でもある。
私は世間的には(?)ハナヲのお母さんなのだ。
最初言われた時はギョッとしたが、受け入れた。
それ以降はなんとなく楽しみでさえある。
それを聞くと一年を無事に過ごしたなあという気にさえなる。

しかし今回はいけなかった。
「はいおねえさんちょっと押さえといてねー」
え?「お母さん」は?「お母さん」て呼んでくれるんじゃなかったのか?
その後も期待し続けたが、最後まで「お母さん」と呼ばれなかった。
普段はちょっとでも若く見られると無邪気に喜んでしまうが、この場面でそれはいらんかった。
なんとなく不完全燃焼。

おまけに最後お金を払うとき、ハナヲの名前を間違えられる始末。
「ハナヨ」ちゃんじゃないもん。

↓左はキャリーケースの中でナーバスになるハナヲ。右はハナヲと阪堺電車夢の2ショット。
ハナヲ、阪堺電車に乗る。_b0070470_22205470.jpgハナヲ、阪堺電車に乗る。_b0070470_2221925.jpg
by nekomachi_fumiwo | 2007-12-09 23:41 | 日記