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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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『月猫』あれこれ。

先週あたりから発送を始めた『月猫ブルー』がみなさまのもとに届き始めたようで、ほっとしています。
すでにお金を振り込んでくださった方々や、メールで感想をくださった方々お一人お一人にお礼を申し上げないといけないのに、失礼しております。
申し訳ございません。

今日、詩集を買ってくださったある方からお手紙をいただきました。
切手が貼られて、消印が押された、手書きのお手紙。
とてもうれしかったです。

その人のことを、実は私はずっと勝手に好きだったのでした。
あまりにも私がその人の話ばかりするので、昔恋人に、「ねこまちさんその人のこと好きでしょう」とうらめしそうに言われたことがあります。
好きだったし、憧れていたし、うらやましかった。
私は少なくとも100回は真剣に、私がその人みたいだったらということについて考えたと思う。
結局なかなかお近づきになれないまま終わったはずの縁だったのに、ネットと『月猫』のおかげでもう一度巡り会うことができました。

詩を書いているくせに、私は詩について何も分かっていません。
ただ、ブログで書くような雑文としてではなく、「詩」という形で表現したいものがときどきあって、自分でそれを見てみたいだけなのだと思います。
ああ、詩になるとこういう感じになるのか、というふうに眺めてみたいだけなのだと思います。
それはまったく個人的なことで、本来はたった一人で行うべきことのようにも思います。
それなのに私以外の人に読んでいただいて、何か感じていただいて、それはとても恐ろしいことのように思います。
いったい私以外の人の中では何が起こっているのだろう。
私はときどき考え込んでしまいます。

難しいことは分かりません。
これからもずっと分からないかもしれません。
ただ、『月猫』がきっかけでできた新しい縁を大事にしていこうと思います。
それは宝であり、力である気がします。

私はこれからまた、自分が見たい「詩」について考えていこうと思っています。
それは絵のようでもあり、音楽のようでもあります。
私はそれをつかまえたいのです。
by nekomachi_fumiwo | 2007-05-10 03:35 | 猫町フミヲ