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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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恐ろしい夢。

視線で殺戮を重ねる魔物がいる。
気に入らないものをじっと見つめるだけで、そのものの命を奪ってしまうことができる恐ろしい魔物である。
魔物は普段はどこかにひそんでいて姿を現さないが、いよいよこの世界を支配するために地上に下りてくるという。

手始めにまずその手下たちが、魔物が嫌いそうなものたちを殺してまわる。
小さい動物をかわいがる小さい子どもたち(みな一様にハムスターやリスの入ったカゴを抱いている)とその母親が狙われていて、私は逃げ惑う彼女たちを敵から守るために活動している。
私には攻撃能力がないので、敵に見つからないように彼女たちを車に押し込めて移動しながら攻撃をかわすことしかできない。
私は人が乗るスペースのあまりない車の中に彼女たちをぎゅうぎゅうに押し込め、毎日敵をやりすごす。

ある日、近所のショッピングモールで外国人労働者たちが大量虐殺される事件が起きる。
たくさんの人が働いているのに外国人労働者だけが選ばれ、とくに外傷もないのに命だけが奪われている状況から、例の魔物たちのしわざと分かり、緊張が走る。
一連の魔物による事件に関しては警察も動いているようだが、私はまた別の組織に属しているので、警察たちを牽制しながら動いている。
情報収集の点で遅れをとってはいけないと、現場付近で聞き込みを行う(といっても立場がちゃんとしていないので、ほとんどが立ち聞きや盗み聞き)。
外国人と話さなければならないときは、やはり英会話が苦手で筆談しかできないなど、現実世界の私の能力のままである。
この事件により、魔物たちの排斥の対象が子どもや女性だけでなく、外国人労働者にまで及んでいることが判明し、ますます緊張した状況になる。

そんな折、ついに魔物を見る。
魔物は石像のように灰色で固く、戦国武将のように鎧をまとって馬に乗っている(顔は西田敏行)。
そして視線で人の命を奪う瞬間を目撃してしまう。
それはとても恐ろしいものであった。

魔物の手下による攻撃がいよいよ激しいものとなってきた。
小さな子どもたちをかばっていることが手下たちにばれてしまったようで、車や隠れ家が襲撃される。
隠れ家にいると、窓の外に人の気配を感じる。
窓に向かって怒鳴りながら窓を開けると、超小型無人偵察機がゆっくりと隠れ家の周りをスライドしているところである。
超小型無人偵察機は隠れ家のベランダにしばらく停止し、何かの機械の部品を設置して去る。
設置された小さなアンテナのような部品はゆっくりと何かを探すように動いていたが、そのうちに一部がロケットのように切り離されて飛び出す。
飛び出したそれはやはりミサイルで、飛び出した方向から弧を描くように戻って来て、二つ隣の家に突っ込み爆発する。
最初に窓を開けたときに超小型無人偵察機の軌道が少しそれ、それによってミサイル発射台の設置位置がずれ、その結果ミサイルの軌跡がずれたことが分かる。

魔物たちの攻撃には不思議なパタンがあり、彼らは一度徹底的に攻撃した場所に関しては、深追いして攻撃しないという習性があるようだ。
同じ場所が二度襲撃されることはないのである。
先ほどの爆撃で攻撃した気になっているとすれば、もうこの隠れ家は安心なのではないかとかなりほっとする。

爆撃された隣家のほうから男性の怒鳴り声が聞こえる。
助けを求める声かと耳をすますと、男性二人が激しく罵り合っている。
罵り方がかなり激しい。

目を覚ますと本当に近所で誰かが怒鳴り合っている。
時計を見ると午前5時であった。
by nekomachi_fumiwo | 2006-12-08 23:59 | 夢日記