お詫び。
2006年 04月 11日
詩集を出版する予定だった出版社が倒産してしまった。
冗談のようだが本当の話だ。
原稿は最終のチェックまで済み、カバーと帯まで決まっていたのに、それはついに日の目を見ることがなかった。
詩集を書店に注文しようとしてくれた友達から、書店で注文できなかった旨のメールを受け取ったのが発端で、書店関係者にあれこれ聞いたり、ネットであれこれ調べたりしているうちに、出版社の経営があやしくなっている事実が発覚、あれよあれよという間に倒産してしまった。
その間まったく出版社とは連絡がつかず、もしもネットがなかったら、私は東京地方裁判所からの手紙を受け取って腰を抜かすところであった。
3月17日に出版社から届いた発売時期見直しの手紙はつまりはそういうことだったらしい。
あのときは、もしも出版されないなんてことがあったら錨を振り回して出版社に殴り込もうと思うと書いたけど、それが現実になってみれば、私はただただ泣くことしか出来なかった。
あまりにも運のない自分や作品が悲しくて、詩集作りに費やしたありとあらゆる労力が無駄になったことが悔しくて、詩を書くことでなんとか世の中とバランスをとって生きてきた今までの人生そのものが否定されたような絶望的な気持ちになって。
そんなへろへろの状態で、ネットを飛び交うさまざまな情報をキャッチし、現実に向き合おうとするのはかなりヘヴィな作業だった。
どんどんエネルギーを吸い取られていき、今日はもう泣くまいと心に誓ったはしから涙がこぼれる。
そんな日々の繰り返しだった。
だけど私は幸せ者だ。
こんなにも情けない私に愛想をつかすことなく、何通も何通もあたたかいメールをくれる友達がいる。
一緒に泣いて、一緒に怒ってくれる友達がいる。
不器用な言葉で一生懸命慰めてくれる友達がいる。
負けるな、また別のところから出せばいい、いつになってもいいから楽しみに待ってる、そんなふうに言ってくれる友達がいる。
きっとまた頑張れる。
このたびは多くの方々にご心配をおかけいたしました。
私の第一詩集『月猫ブルー』の発売時期は未定となりました。
でもいつか必ず本の形でお届けできるよう努力してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
冗談のようだが本当の話だ。
原稿は最終のチェックまで済み、カバーと帯まで決まっていたのに、それはついに日の目を見ることがなかった。
詩集を書店に注文しようとしてくれた友達から、書店で注文できなかった旨のメールを受け取ったのが発端で、書店関係者にあれこれ聞いたり、ネットであれこれ調べたりしているうちに、出版社の経営があやしくなっている事実が発覚、あれよあれよという間に倒産してしまった。
その間まったく出版社とは連絡がつかず、もしもネットがなかったら、私は東京地方裁判所からの手紙を受け取って腰を抜かすところであった。
3月17日に出版社から届いた発売時期見直しの手紙はつまりはそういうことだったらしい。
あのときは、もしも出版されないなんてことがあったら錨を振り回して出版社に殴り込もうと思うと書いたけど、それが現実になってみれば、私はただただ泣くことしか出来なかった。
あまりにも運のない自分や作品が悲しくて、詩集作りに費やしたありとあらゆる労力が無駄になったことが悔しくて、詩を書くことでなんとか世の中とバランスをとって生きてきた今までの人生そのものが否定されたような絶望的な気持ちになって。
そんなへろへろの状態で、ネットを飛び交うさまざまな情報をキャッチし、現実に向き合おうとするのはかなりヘヴィな作業だった。
どんどんエネルギーを吸い取られていき、今日はもう泣くまいと心に誓ったはしから涙がこぼれる。
そんな日々の繰り返しだった。
だけど私は幸せ者だ。
こんなにも情けない私に愛想をつかすことなく、何通も何通もあたたかいメールをくれる友達がいる。
一緒に泣いて、一緒に怒ってくれる友達がいる。
不器用な言葉で一生懸命慰めてくれる友達がいる。
負けるな、また別のところから出せばいい、いつになってもいいから楽しみに待ってる、そんなふうに言ってくれる友達がいる。
きっとまた頑張れる。
このたびは多くの方々にご心配をおかけいたしました。
私の第一詩集『月猫ブルー』の発売時期は未定となりました。
でもいつか必ず本の形でお届けできるよう努力してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
by nekomachi_fumiwo
| 2006-04-11 03:18
| 猫町フミヲ