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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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続々「スーベニア」。

嗚呼。
聴けば聴くほどスピッツが、草野マサムネが遠くなる。

先日読んだインタビューで、曲順を決めるのに悩んだということを知り、そういうこともちょっと意識しながら聴いている。
個人的には「5:ナンプラー日和」と「6:正夢」のつながりが好きだ。
気のせいか、曲の間が短いように感じられる。
もうちょっと「5:ナンプラー日和」の余韻にひたっていたい気分を上書きするように「6:正夢」が始まる。
ああっと思うが、不快ではない。
たたみかけられる快感がある。

もともとCDは順番どおりに聴く派だ。
順番にこめられた思いがあるような気がするからだ。
詩集や歌集を読むときも、章の構成や作品の並べられ方が気になる。
詩集を作るうえで意識せざるを得ないが、気が遠くなるばかりだ。

それにしても、いいアルバムである。
「1:春の歌」、「2:ありふれた人生」のキャッチーな2曲のあとの「3:甘ったれクリーチャー」の苦さが好きだ。
聴けば聴くほどしみてくる。
「今でも君は 僕の憧れ」の歌詞が印象的な「11:テイタム・オニール」もよい。
「12:会いに行くよ」のスゥィートさも捨てがたい。
「会いに行くよ 赤い花咲く真夏の道を 振り向かず」・・・。
現代詩を読んだときにはけっしてない感動がここにはある気がする。
by nekomachi_fumiwo | 2005-01-17 22:59 | 日記