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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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オールザッツ漫才2004。

お笑いマニアT嬢の家で、昨夜の11時45分から今朝の5時まで約5時間、「オールザッツ漫才2004」を見てきた。
その後、お笑いについて熱く語り合い、彼女のコレクションの中からかなりレアなビデオ(ジャリズムのコントを編集したもの)を鑑賞。
再び熱く語り合い、気づいたら12時間が経過していた。

今年の「オールザッツ漫才2004」は、各芸人が3つのチームに分かれ、それぞれがネタで勝負し、獲得したポイント(=スタジオの観客の評価)の合計を競うというもの。
トーナメント形式でいちばんおもしろい芸人を決めていた昨年までのスリルはなく、残念。
それぞれが一回ずつしかネタをやらないのはさみしい。
勝ち上がりながら、ネタをどうやりくりしていくのかを見るのも楽しみだったのだが。

全体としては、「非常に薄い」という印象。
先日の「M-1グランプリ」のレベルがいかに高かったのかをあらためて実感。
48組のネタを見たにもかかわらず、○をつけたのは「サバンナ」と「ダイアン」の2組。
◎は「野性爆弾」「POISON GIRL BAND」「千鳥」の3組。

「サバンナ」と「ダイアン」はもともと贔屓にしているので評価はやや甘め。
それでもそれぞれに大笑いできるツボがあったので○。

「野性爆弾」はいつも意味不明なコントで、どこで笑えばいいのかまったく分からないのだが、今回はあまりの無茶苦茶さがツボにはまり、T嬢と二人で大爆笑。
思い出しただけで吹き出してしまうフレーズがあり、余韻を残した。

「POISON GIRL BAND」はやはりただものではない雰囲気。
先日の「M-1グランプリ」のネタほどの完成度はなかったものの、支離滅裂ワールド炸裂。
「ボケ」と「ツッコミ」という従来のスタイルではなく、「ボケ」と「訂正(それもごくごく弱い訂正)」というスタイルで、どんどん話が迷走していくのが特徴的。
「訂正」役の吉田は外見も非常にさわやかで好感が持てるが、私はむしろ「ボケ」役の阿部に注目したい。
子どものような大人のような男のような女のようなはっきりしない中途半端な外見は、見る者をひどく不安にさせる。
脈絡のなさそうな髪型(黒髪の長髪)も謎だ。
最近、気づいたら阿部のことばかり考えている。
恋をしてしまいそうだ。
今後の動向を見守りたい。

そして「千鳥」。
コンパクトだが、とぼけたかわいらしさと大悟のまくしたてるような岡山弁の両方が楽しめておもしろかった。
このネタで「M-1」を戦ってほしかったかも。
やはり「千鳥」は好きだ。
全然関係ないが、『三島由紀夫レター教室』(ちくま文庫)を思い出した(見た人にはもしかしたら分かるかもしれない)。
by nekomachi_fumiwo | 2004-12-30 17:15 | 日記