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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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ピンチ。

大ピンチだ。
もう15年近く一人暮らしをしているけれど、これはかなりの危機だ。

たった今(23時半ごろ)、隣家の住人に怒鳴り込まれた。
「ホルモンを焼くな!下品なニンニクを焼くな!においが全部こっちにくる!換気扇を回さずにしなさい!近所迷惑を考えなさい!」
とんでもない剣幕だった。
最初わめき声が聞こえて来たときは「?」と思ったが、明らかにこの時間に料理を作っているのはうちだけだったので、あ、と思った。
そういえば昨日も料理を作っているときに隣人が何ごとかわめき散らしていた。
全然聞き取れなかったので無視していたが、うちに対して怒鳴っていたようだ。

どきどきしていると、ピンポンが鳴り、正式に怒鳴り込まれた。
時間が時間だったし、とにかくむちゃくちゃ怒っているし、怒鳴り声や金切り声に対する免疫もなくひたすら怖いしで、ぺこぺこと頭を下げながら平謝りに謝った。
一言も反論せずに謝りたおしたのがよかったのか、真面目な猫町の雰囲気に悪気のないのを感じたのか、最後は少し落ち着きを取り戻した隣人だったが、もう近所中に響き渡るような金切り声で怒鳴りまくられた。

ああ…
ここに住み始めて3年。
長い間不愉快な思いをさせていたのなら本当に申し訳ないと思う。
でもホルモンなんて焼いてないし、普通に平均的な夕食を作っていただけなのだ。
寄り道せずに帰って来てもどうしてもこの時間に夕食を作ることになるのも仕方のないことだ。

とにかく明日大家さんに相談してみよう。
換気扇の位置を変えられるかどうか。
どんな人が住んでもきっと同じトラブルが起こるのだろうから、なんとかしなくてはならないかもしれない。
そしてそれがだめなら引っ越し先を探すしかないだろう。

隣人が去ってからずっとぶるぶると手が震えていた。
怒鳴り散らされた夕食は味が分からず、結局茶碗を引っくり返してしまった。

10回以上も下品を連呼されたニンニクがとてもかわいそうだった。
by nekomachi_fumiwo | 2009-06-23 23:56 | 日記