猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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カテゴリ:読書記録( 18 )

先日呼出フミヲ。の記事を書いた際、呼出について調べる中で気になるマンガを見つけた。
中村明日美子さんの『呼出し一(はじめ)』がそれだ。

かわいい後輩に告白されたばかりのごく普通の男子高生が、相撲好きの両親に呼出になることをすすめられ…といった感じのラブコメらしく、これは読まない手はないと早速購入してみたのだが…

おもしろかった…
とってもおもしろかった…

相撲に興味のない主人公が初めて国技館に相撲を見に行くあたりの素人目線にわくわくするし、とにかく絵がきれい。
かわいい。

はーこりゃいいマンガを見つけたわいと思っていたら、なんと続きはないらしい。
そ、そんなあ…
どんな事情があるのか分からないけど、どんなに時間がかかってもいいから続きが読みたい。

本当に素敵なマンガに出会ったんだから。
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by nekomachi_fumiwo | 2013-10-06 23:26 | 読書記録
ずっと再読したいと思っていた『風魔の小次郎』を古本屋で入手。
ははあん、こんな話やったんか。
忍び笑いをもらしつつ興奮しながら読む。
『聖闘士星矢』が超名作なのは言わずもがなだが、長すぎるのが玉にきず。
その点『風魔の小次郎』は長さもコンパクトで車田正美先生のエッセンスがぎゅっとつまった傑作だと思う。

特に聖剣伝説編が素晴らしい。
もっと一つ一つの戦いを『聖闘士星矢』の黄金聖闘士編くらい豪華に描いてもいいのに、というくらいもったいなくもさくさくと話は進む。
私が今男児ならすぐさま外に飛び出して聖剣伝説ごっこや。
風林火山がやりたいところだが、死牙馬(シグマ)の白朧剣あたりで・・・

だからこそこれはひどい。
ひどすぎる。
学園忍者アクションドラマって何じゃい。
原作では一瞬で死んでるやつとかもいちいち俳優あてがってるし。
項羽と小龍の配役に本当の双子を使っているあたりが涙ぐましい(公式サイトからリンクしている彼らのサイトに飛ぶといきなり音楽が流れるので注意。歌も歌っているらしい。むむう)。

ハッ。
今気づいたけど、買って来た『風魔の小次郎』(集英社文庫)は5巻までやのに全6巻てなってる・・・
まだ続きがあるんや!
聖剣伝説の終わりが話の終わりじゃないんや!

続きを!(ハアハア)
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by nekomachi_fumiwo | 2007-11-04 12:41 | 読書記録
10月14日の日記で美形サラリーマンのことを書いた直後から、村上春樹の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」をどうしても読み直したくなり、ついに近所の新古書店に駆け込む。
同作品が収録されている短編集『カンガルー日和』(講談社文庫)が運良く棚にあり、迷わずレジに持って行った。
帰宅後、我慢できずに玄関で立ち読む。
十年以上前に読んだきりだったのでほとんど筋を忘れており、読んだ直後に思わず声がもれてしまうほど素敵な話だった。

前の職場には「ハルキスト」が何人もいて、そのテンションの高さに気圧され、本当に数えるほどしか村上春樹作品は読んだことがないのだが、またちょっと読んでみようかなという気持ちになった。
ちなみに、数えるほどしか読んだことがない村上春樹作品の中には『ダンス・ダンス・ダンス』も『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』も入っておらず、いったい何を読んできたんだと罵倒されそうないきおいであるが、すみません『スプートニクの恋人』とか『アフターダーク』とかそんなんは読んでおります。

そういえば『スプートニクの恋人』が出た直後、あれを読んだ人数人から、登場人物の「すみれ」に似ていると指摘されたことがあったなあ。
自分では全然ピンとこなかったけど、他人から見るとそんなものなのか。
また再読してみよ。
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by nekomachi_fumiwo | 2007-11-03 22:56 | 読書記録
<奈良放火殺人>調書写しから第三者の指紋 奈良地検捜査

先週も「読書記録」でふれた『僕はパパを殺すことに決めた』(草薙厚子、講談社)を先日読了。
この本をめぐっては、著者の草薙氏がどうやって供述調書を手に入れたかをめぐる報道が連日なされている。
鑑定医が調書を見せたことを認めたとか、調書の写しから草薙氏の指紋が出て来たとか、これらの報道を受けて草薙氏がNHKを訴えたとか。
そして上記のニュースでは、調書からさらに第三者の指紋が検出されたとのこと。
おそらく第三者とは、会見で草薙氏の言っていた「(匿名の)Aさん」のことであろう。
草薙氏は「取材源は命を差し出しても言えない」と検察側に伝えているらしい。

まったく馬鹿げている。
命を賭して書き上げ、出版した本にしてはあまりにもお粗末な出来の本だったからだ。

確かに少年の肉声は伝わって来た。
だけどそれはあたりまえなのだ。
だって供述調書そのまま載せてるんだから。

本の大部分は、少年や父親、その周囲の人々の供述調書の引用だ。
著者の見解はほんのちょびっとだけ。
著者の見解だけを抜粋して製本したらたぶんブックレットくらいにしかならない。

いわゆる情報源を法に触れるようなやり方で入手しただけでも十分問題だが、仮にそれにものすごくありがたい目的があったとしても(例えば、真相が闇の中に葬り去られがちな少年犯罪報道に一石を投じるとか、殺された少年の義母の名誉の回復のために真実を伝える必要があるとか)、この本の内容じゃあ台無し。
せっかくの情報源が泣く。
おそらくスパイさながらの方法で貴重な情報源を得て、写真に撮って、ハアハア興奮して、ばれないように、他者に出し抜かれないように急いで本にしたかっただけや。

ジャーナリストだったら何をしてもいいんじゃない。
実際にこの本が出たことで、少年も父親も、著者は味方のつもりかもしれないが亡くなった少年の義母の家族にしても、いろいろなことが白日の下にさらされ、まさに私みたいな関係のない野次馬が読むに至って、大変な迷惑を被っていることと思う。
同じ情報源を使うにしても、そこにはもっともっと配慮があってよかったと思うし、その配慮にこそジャーナリストとしての知性や責任やプライドを見せてほしかった。
せめて分析や考察にもっと紙数をさくとか。
風化させてはいけない事件は確かにあるし、その事件から学ばなければならないこともいろいろあるのだろうが、やり方があまりにも下衆だ。

おそらく著者がいちばん言いたかった精神鑑定の部分がもっともお粗末で、何も知らない人が読んだら精神鑑定ってあんなにちょろいものかと絶対に思うだろう。
著者が差し挟んでいるコメントから、ああ、この人たぶん全然この病気のことについて分かってないな、というのがばればれなのも情けなかった。
いちばんの目玉として引っ張るのなら、もっと勉強してから書けよと言いたい。
そこまでしてなぜ書き急ぐ必要があったのかと問いたい。

本に書かれた少年の肉声はあまりにも悲しいものであった。
それは草薙氏たちが黒いやり方で入手した情報のおかげで知り得たものであるのは確かだ。

しかし、少年の肉声はとっくに私には聞こえていたように思う。
限られた報道と、あとは自分も受験勉強に追われていた受験生だったという共通の体験、あとは想像力。
ここまで詳らかでなくても何があったのかは何となく分かる。
それで十分だった。

こんな暴露本がなくても、日々のニュースからいろいろ得られるよう自分のアンテナを磨いておきたい。
知ろうと思えばネットでどこまでも掘っていける時代だからこそ、表層でとどまる自制心を持ちたい。
大切なことがどこにあるのか見極められる人になりたい。
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by nekomachi_fumiwo | 2007-09-24 11:52 | 読書記録
<高1放火調書引用>医師宅などを秘密漏示で捜索 奈良地検

今、私の通勤カバンの中に入っている読書中の本はまさに『僕はパパを殺すことに決めた』(草薙厚子、講談社)である。
偶然だが偶然じゃない。

この本は、記事中にある、「少年と父親の医師は今年6月、草薙さんらを刑法の秘密漏示容疑で奈良地検に刑事告訴した」あたりで一度新聞に載り、職場の関係者が、「そのうち本屋からなくなるかもしれん」と急いで近くの本屋に買いに走り、同じ日に上司も買い、少しして別の上司も買ったという、うちの職場ではちょっとしたベストセラーなのであった。

最初に買いに走った職場関係者はドクター。
息子さんがおられるとかで、似たような状況に他人事とは思えなかった様子。
うちの上司の場合は、娘さんが発達障害を研究している関係で、今回の事件の精神鑑定の部分に興味があった様子。
もう一人の上司はもともと読書家であり、二人の話に興味をそそられた様子。
そして私は最初に購入したドクターに借りた。

最初に新聞沙汰になったとき、ひょっとして回収になるかなと思ったが、その後も普通に売られていて、先月元上司に会いにいった時にこの本について聞いてみると、回収の指示等は特になく、未だにこの国では犯罪加害者についてのプライバシーは守られていないというようなことを話していた。

この本は前書きにさりげなく、

「けっして楽ではない取材を繰り返すなかで、私の手もとに少しずつ「事実」が集まってきていた。それは、奈良県警が残した「供述調書」を含む捜査資料だ」

と書かれてあって、供述調書が手に入ることは本来ありえない、としたうえで、それでも本書を出版することに決めた理由等が書かれてあるのだが、理由はさておき、「「事実」が集まってきて」じゃないだろうこらこら、という気持ちに当然なった。

読み進めていても、私はこの「こらこら」という気持ちを拭い去れず、いったいどうやってこんな詳細な情報を手に入れたのかとか、誰がリークしたのかとか、明らかに後で問題になりそうな本を出版した講談社も問題なのではとか、そんなことで頭がいっぱいになった。

正確な情報を国民に伝えたい、という出版動機はそれはそれで意味のある主張なのかもしれないが、それでも正しくないやり方で得た情報をここまで暴露するのはやはり問題だし、これはジャーナリストである著者よりも、情報をリークした人(記事によると医師)により問題がある気がする。
こんなに情報が漏れるのなら、誰もあなたを信用できないでしょと言いたい。

いや、やはり情報提供者も著者も編集者も同じくらいだめだ。
講談社みたいな大きなところから出している場合じゃない。
これがもっとマニアックな版元の本なら、何かインチキなにおいがして、書いてあることが赤裸々でも相手にされないということもあるけれど、講談社から出版されているとなると、最初から読者は信用してしまう。

救いはこの本というかこの事件がもうあまり話題になっていないことだろう。
あまりにも毎日いろいろな事件が起こりすぎて、われわれは一つの事件に長く踏みとどまっていられない。
それがいいことなのか、悪いことなのかは分からないけれど。
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by nekomachi_fumiwo | 2007-09-17 02:10 | 読書記録
きちんとしようきちんとしようと思えば思うほど堕落していくようだ。
ああ、今頃みんなNHKニュースを見ながらご飯を食べてるなあとか、そろそろお茶を出す時間だなあとか思っているうちに、どんどん時間ばかりがたち、私はいつまでもベティちゃんのパジャマのままだ。

流れに逆らわず、床にごろごろと寝そべり、昨日うさむしに借りた漫画を読む。
『神聖モテモテ王国』(ながいけん、少年サンデーコミックス)。
「今のフミンコ(私のことだ)にはコレ☆」とうさむし社長は言ったが、これはいったい・・・
なんかキモチワルイ・・・
それにわけがわからん・・・
「今」の私にってどういう意味だ・・・
しかし気になって何度も読み返してしまう。

分かったのは、うさむしの「〜じゃよ」という口調や「ナオン」という言い方はすべてこの漫画の影響であるらしいということだけだ。

右上は、真剣な顔で『神聖モテモテ王国』を読む国王から目をそらしたハナヲの写真。
2巻が特におもしろかったです。
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by nekomachi_fumiwo | 2007-04-02 19:41 | 読書記録
むちゃくちゃ久しぶりに小説を読む。
昨年の後半から勉強ばかりで、勉強以外の本を読むのはいったいいつ以来であろうか。
小説を読むこと自体久しぶりなのに、読んだのがいきなり本格ミステリというのは少々厳しかったようだ。
時間を忘れてフィクションの世界に没頭したのはいいが、最後の最後、

「犯人はあなたです」

・・・えーっと・・・誰?
答えが書いてないんデスケド・・・

誰か!誰か!
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by nekomachi_fumiwo | 2007-03-25 18:07 | 読書記録
昔は几帳面に読書記録をつけていたが、いつのまにか無精者になり、読んだら読みっぱなしになってしまっている。
読み終えた日とタイトルを殴り書きしたメモが部屋のあちこちから出てくる。
本当はもっと読んでいるはずだが、昨年末の引っ越しの際に大量に売ってしまったので、読んだ本を思い出すことができない。
分かっているものだけでも書き記しておこう。

『にぎやかな湾に背負われた船』(小野正嗣、朝日新聞社)
『楽しい「つづり方」教室〈増補版〉』(塔島ひろみ、人間の科学社)
『現実入門』(穂村弘、光文社)
『東京奇譚集』(村上春樹、新潮社)
『となり町戦争』(三崎亜記、集英社)
『いじわるな天使』(穂村弘、アスペクト)
『ダーリンは外国人1、2』(小栗左多里、メディアファクトリ−)
『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』(川上弘美、平凡社)
『溺レる』(川上弘美、文藝春秋)
『美女と野球』(リリー・フランキー、河出文庫)
『凛々乙女』(小林聡美、幻冬舎文庫)
『地下鉄の穴』(泉麻人、講談社文庫)
『蝶々の纏足 』(山田詠美、河出文庫)
『早く昔になればいい』(久世光彦、新潮文庫)
『臨床心理学キーワード〈補訂版〉』(有斐閣)
『私の頭の中の消しゴム』(木村元子、小学館文庫)
『にょっ記』(穂村弘、文藝春秋)
『県庁の星』(桂望実、小学館)
『100回泣くこと』(中村航、小学館)
『東京タワー』(リリー・フランキー、扶桑社)
『博士の愛した数式』(小川洋子、新潮文庫)
『永遠の出口』(森絵都、集英社)
『佐伯チズメソッド 肌の愛し方育て方』(佐伯チズ、講談社+α文庫)

あーあ。
なんてミーハーなんだ。
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by nekomachi_fumiwo | 2006-07-03 20:45 | 読書記録
阿倍野の古本屋で買った。
版元が「ベネッセ」という時点でかなり古い。
奥付を見ると「1996年12月5日第1刷印刷」とある。
約十年前の本である。
「薄井ゆうじ」という作家の名前は、書店員時代の同僚T*氏から聞いて知っていたが、まだ一度も読んだことがなかった。

さてこの小説、帯の文句によると、「20世紀末にかぐや姫を蘇らせたファンタジックな恋愛小説!」ということだが、なんだかとても消化不良な話だった。
月に帰る/月に帰らなければならない/月に行きたくない・・・このあたりを揺れ動く、20世紀末のかぐや姫こと小夜子さんがいまいちつかめなかったのだ。
主人公や小夜子さんを取りまく人々、舞台となった南の島の人々は十分魅力的なのに、肝心の小夜子さんに魅力がない。
いくら目が青くて、髪が長くてもあかん!と思いながら読んだ。
それに(これはこの作品のせいではないけれど)、ここ最近読んだ小説の中に出てくる女の人が皆いちように月をバックにするすると裸になってしまう人たちばかりであることにも少々うんざりであった。
男の人に共通の妄想なのだろうか。

それでも最後、月に向かう月食のシーンは月マニアとしてはなかなか心惹かれる場面であった。
月からの使者が帆船でやってくるというのも、帆船と浜辺を往復する小舟を黒衣が漕いでいるというのもなんだかよかった。
南の島の浜辺で月を眺めてみたくなった。

11月4日読了。
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by nekomachi_fumiwo | 2005-11-05 23:15 | 読書記録
『海辺のカフカ(上・下)』(村上春樹、新潮社)読了。
たぶんこれを読んだ人の多くは皆そう思うのだろうけれど、ホシノくんが良い。
とにかくホシノくん。
私はナカタさんになってホシノくんと旅行したり、ごはんを食べたり、海を見たりしたかった。

本当はもっと感じないといけないことがいろいろあるのだろうけれど、なんだか最初からいくつかのテーマが打ち出された作品だけに、身構えて読んでしまったかもしれない。
私はそういう作品がちょっと苦手なのだ。
小説でも詩歌でもテーマや思想がはっきりした骨太なものよりも、ふわふわしたわけの分からないもののほうが好きだ。

だからこそ力の抜けたホシノくんという人に私は強く心惹かれた。
そしてそのホシノくんを内省的にさせたというベートーヴェンの『大公トリオ』をどうしても聴いてみたくて、CD屋に買いに走った。
本屋で働いているときに店内を流れていたクラシック音楽の有線で聴いたことがあるメロディだった。
なるほどなるほどと思いながら何度も聴いた。

読み終えた今も数多くの謎が残っている『海辺のカフカ』。
不満な点もたくさんある。
だけど読んでいるときの楽しさは格別だった。
もっとずっと読んでいたかった。

ドラマ化するならホシノくんは誰がいいか考えてみた。
宮藤官九郎などはどうであろうか。
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by nekomachi_fumiwo | 2005-10-31 23:52 | 読書記録