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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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猫にしか与えられないもの、人間にしか与えられないもの。

ペットいれば彼氏は不要? 1人暮らしの独身女性

阿川佐和子と檀ふみの対談でもそういうことを言っていたような。
女性に限らず男性もかもしれないけれど。

ペットに癒されるというのはものすごく身勝手なことだと思う。
動物は言葉を話さない。
ちょっと八つ当たりしても、けんかみたいになっても、言葉がないからお互いに傷を残さずにすむ。
ある程度時間がたてば、そして頭や背中をなでればすぐに仲直りできた気になる。
動物のほうは恨みに思っているかもしれないけれど、人間同士のけんかよりも修復が早いのは確かだ。
ものすごく身勝手だと思う。
こういう身勝手な関係にばかり慣れてしまうと、人間とつきあうのはしんどく感じるし、ちょっとしたことにも傷つきやすくなる気がする。
私だけかもしれないけれど、確かにそういう点はある。

だけど、私にとって猫は重要なものだ。
一番重要で、一番愛しいものだ。
その一番重要で一番愛しいものとずっと一緒にいたいという気持ちを我慢する意味や価値が分からない。
だから一緒にいる。
猫を好きなだけ見ていたい。
猫が普通に横切っていく空間に私もいたい。
限りなく100%に近い確率で私よりも先に骨になってしまっても、その別れがつらいからといって、写真やぬいぐるみだけ眺めていればいいとは到底思えないのだ。

私はハナヲがいるから彼氏はいらないと思ったことはない。
猫が大嫌いな人だったらどうしようと思ったことはあるけれど。

人間と猫は違う。
猫にしか与えられないものがあるように、人間にしか与えられないものも確実にある。

私がハナヲにもらっているのは心の平安だ。
すぐに不安定になる私の心はハナヲによって保たれている。
その安定した心で誰かを好きになれたらいいと思うし、その人が私とハナヲの世界を理解してくれたらとても幸せだと私は思う。
by nekomachi_fumiwo | 2008-02-10 18:45 | 日記