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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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大五郎カット。

ファッション雑誌等で見かける個性的な髪型というものを思い浮かべてみてほしい。
例えば眉のはるか上で切りそろえられた前髪。
これはそういう雑誌なんだし、この人はモデルなんだから一応許すけど、普通におかしいし、この人だって実際全然かわいくないよなあ、その辺にいてたらぶさいくよなあ、みたいな髪型。

に、なってしまった。
えらいこっちゃ。

モデルなんてとんでもない、平凡で地味で真面目な外見かつ職業の小生には、かなり無理がある髪型と言わざるを得ない。
もう7年も通っている美容室なのに、おそらく店長は『NARUTO』について語るのに夢中になりすぎたのであろう。
濡らした状態ではぎりぎりOKな長さでも、乾いたらふわっと浮いてしまう私の髪質については十分熟知しているはずがーーー

鏡の前で髪を引っぱったり、散らしたり、かき回したりしてみるのだが、20回に1回くらいしかまともな状態にならない。
仕事中に常時鏡を見て調整するわけにもいかないし、この髪型のままおそらく私は真面目な顔で真面目なことを言ってしまうのだから困ったものだ。
さっき近所のスーパーに買い物に出かけたときはキャスケットをかぶってみたが、それでも十分あやしかった。
キャスケットをかぶってやっと、『ガラスの仮面』の水城秘書なのだ。

一般的に散髪してから一週間後くらいがいちばん自分の納得のいく髪型になると言われているが、一週間仕事を休むわけにもいかない。
まあ、こういうことは本人が思っているほど他人は気にしていないものである。
鏡の中の自分からとことん視線をそらしていくしかない。
そして辛口の友達には会わないようにすることだ。
by nekomachi_fumiwo | 2008-01-13 13:41 | 日記