猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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金魚、フライパン、ガンダム。

衣装ケースの中で金魚を飼っていたのだ。
妹に「金魚は?」と聞かれるまで忘れていて、あわてて「元気やで」と言ったものの、一年以上餌をやっていない。
皆の目を盗んでこっそり金魚を確認したいが、人の目がある。
やっと衣装ケースにたどりつき、底のほうに入れたはずの瓶(ワンカップ大関の空き瓶にふたが付いたもの)を探す。
衣装ケースの中の衣類を順にどけていくと底が見えてくるが、底は水浸しである。
いつのまにか瓶が倒れていたのだ。
金魚の小さいやつとメダカがぴちぴちはねていて、生臭い。
あー金魚がー服がーと思っていると、短い悪夢を見ていたようだ。
気を取り直してもう一度衣装ケースの奥を探ると瓶があり、衣類に埋もれながらもちゃんと立っている。
おそるおそる取り出すと、赤くて大きい金魚が一匹と小さい黒い出目金のような魚が二匹泳いでいる。
最後に餌をやったとき、金魚の一匹が産卵していたことを思い出す。
どうやらそのときの親が、子どもたちを食べて生き残ったらしい。
大きな赤い金魚はワンカップ大関の水槽では狭いぐらいの大きさであり、このままだと黒い出目金たちの命も危ない。
私は新しい水槽を求めてうろうろする。
しかし適当な水槽が見つからない。
しかたなく昼食に食べて空になった弁当箱の中に水を張り、そこに赤い金魚を入れる。
弁当箱は洗っていなかったため、ご飯粒等の汚れが少し残っていたが、それが餌の代わりになるのか、赤い金魚が猛烈な勢いでそれらを食べ始める。
私は赤い金魚の食欲が恐ろしい。
すぐにこの弁当箱にも入り切らない大きさになるであろうと寒気がするが、赤い金魚から目が離せない。

何かの料理を作っている。
材料を整え終え、あとはフライパンでそれらを炒めるだけなのだが、おもちゃのフライパンしかなく、直接火にかけることができない。
熱した鉄板の上にフライパンをのせ、間接的に炒めるように言われてそのとおりにするが、鉄板の上にはべたべたに油が引いてあり、フライパンの底が油まみれになってしまう。
それらを急いでキッチンペーパーでぬぐいながらフライパンをあたため、材料を炒めようとすると、一気にフライパンが燃え上がる。
ものすごく熱く、私は叫びながらフライパンを放り投げる。
フライパンは文字通り黒こげになり、フライパンの中にあった食材はすべて一瞬で炭と化してしまう。
それどころかコンロの火が止まらない。
スイッチを押して点火・消火する仕組みだが、スイッチが全然奥まで押せないですかすかしているのだ。
焦れば焦るほど火は消えず、近くにいた父親に助けを求める。
父親は事の重要さに驚き、消火活動を手伝ってくれようとするが、火が半分くらい消えた頃、急に興味がなくなったらしく、「なんでこんなことをした」と冷徹に言い放つ。
フライパンがおもちゃだと分かった時点でこうなることは分かっていただろうと言うのだ。
しかし、フライパンを鉄板の上にのせるようアドバイスをしたのが父親だったことを思い出した私は、そのように反論する。
父親はフライパンがおもちゃであったこと、コンロも実は最初から壊れていたことをあらかじめ知っていたことを認めつつも、それは同時に私も知っていることであり、それをおめおめと信じ、実行に移した私に非があると言うのである。
父親に一方的に怒られているうちに、フライパンやコンロは私自身のことであるらしく、気づけば「どうしてそんな体のまま働いた」と責められている。
私は「心の病気はお母さんが認めてくれへんから(以前、鬱病になったのに母が認めてくれず、うさむしの家に逃げ込む夢を見たことあり。おそらくそのエピソードと思う)、仕方ないかなと思ってた」みたいに弁解を試みる。
そのとき、隣の部屋から母親の高笑いが聞こえる。
私が言うことは全部嘘だと言うのだ。

町の人ごみの中を歩いていると、拡声器でニュースが読み上げられている。
最初は何を言っているのか分からなかったが、そのうち意味のある文章として耳に入ってくる。
原油高で製造中止になっていた量産型ガンダムの製造が再び始まったというのだ。
ニュースを読む声は心なしかはずんでおり、町行く人々も「いいニュースを聞いた」と言わんばかりのいい表情をしている。
ビルの大画面には、特殊工場で製造されているらしい、くすんだ緑色をしたガンダムの映像が映し出されている。
そのとき、唐突にあれに乗るのは私だということを思い出す。
折しも私を呼ぶ声が私の心に直接届く。
私はそちらに向かって早足で歩き出す。
ガンダムに乗らなくては。
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by nekomachi_fumiwo | 2008-01-12 18:50 | 夢日記