ついに富士山の夢を見る。
2007年 05月 26日
「明大前上智」という地下鉄の駅で降りる。
東京都内でもっとも広くて難解とされる駅らしいが、私は毎日利用しているので、どこの出口から出ても目的地に行くことができる。
その日は嵐のような天気で、私はできるだけ雨にぬれないようにいつもとは違う出口から外に出た。
地上に上がる階段を上りきると富士山がそびえている。
残念ながらもやがかかってしまっているが、気配でそれがありえない大きさで見えていることが分かった。
観光客が記念写真を撮っている。
ほとんどもやで富士山が見えないのに、それでも記念写真を撮っている。
さっきまでの激しい雨はあがり、もやのかかった富士山には大きな虹がかかろうとしている。
富士山に虹はベタすぎるやろ、と思わずつぶやく。
「もやがなあ」「せめてもうちょっともやが晴れてくれればなあ」と人々が残念そうに言うのを聞きながら富士山を眺めていると、もやが少しずつ晴れていく。
それはまるで巨大な真っ白いシーツがばおばおと風になびいてめくれていくような感じであった。
というか、それはシーツであった。
「シーツやったんや!」と思わず叫んでしまう。
あぜんとしながら観光客たちと一緒にくっきりと姿を見せた富士山を眺める。
それはひどく「できすぎた感」のある富士山だった。
そうこうしているうちに、遠くから二機のヘリコプターが飛んでくる。
ものすごく大きな葡萄色の布を二機でぶらさげている。
「こういう演出やねん」
いつの間にか隣にまにすたがいて、一緒に富士山を眺めている。
「すべては金や。富士山も日本のものと思いきや、結局はアメリカの金で富士山然としてはんねん・・・つまりNASAや」
私はすべてを理解する。
東京都内でもっとも広くて難解とされる駅らしいが、私は毎日利用しているので、どこの出口から出ても目的地に行くことができる。
その日は嵐のような天気で、私はできるだけ雨にぬれないようにいつもとは違う出口から外に出た。
地上に上がる階段を上りきると富士山がそびえている。
残念ながらもやがかかってしまっているが、気配でそれがありえない大きさで見えていることが分かった。
観光客が記念写真を撮っている。
ほとんどもやで富士山が見えないのに、それでも記念写真を撮っている。
さっきまでの激しい雨はあがり、もやのかかった富士山には大きな虹がかかろうとしている。
富士山に虹はベタすぎるやろ、と思わずつぶやく。
「もやがなあ」「せめてもうちょっともやが晴れてくれればなあ」と人々が残念そうに言うのを聞きながら富士山を眺めていると、もやが少しずつ晴れていく。
それはまるで巨大な真っ白いシーツがばおばおと風になびいてめくれていくような感じであった。
というか、それはシーツであった。
「シーツやったんや!」と思わず叫んでしまう。
あぜんとしながら観光客たちと一緒にくっきりと姿を見せた富士山を眺める。
それはひどく「できすぎた感」のある富士山だった。
そうこうしているうちに、遠くから二機のヘリコプターが飛んでくる。
ものすごく大きな葡萄色の布を二機でぶらさげている。
「こういう演出やねん」
いつの間にか隣にまにすたがいて、一緒に富士山を眺めている。
「すべては金や。富士山も日本のものと思いきや、結局はアメリカの金で富士山然としてはんねん・・・つまりNASAや」
私はすべてを理解する。
by nekomachi_fumiwo
| 2007-05-26 14:35
| 夢日記