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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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一昨日の『セクシーボイスアンドロボ』。

一昨日も正座して見ました『セクシーボイスアンドロボ』。

だけどこれまでよりもかなり薄かった気がする。
ストーリーががちゃがちゃしていてドタバタ感が目立ったというのもあるけど、ああいう「いんちきオカルトもの」は『TRICK』ですでにものすごくおもしろいものを見てしまっているから、この路線で成功するのは難しい気がした。
えらそうにすみません。

でも要所要所にちくっと何か入れてくるなあと今回も思った。
なんで「オタクはキモい」と思うのかとかそういうことを、前回もだったと思うけど、どさくさの中にちらっと入れてくる。
せっかく主人公がいい感じのオタクなんだから、またこのあたりにぎゅっと焦点をしぼった話を見たい気がする。
だって、こんなオタクいないもの。
この素晴らしいドラマのここだけが本当の虚構だと思う。

それにしても、つまらなくても、見た後にささくれた気持ちにならないというだけで、私はこのドラマをずいぶん評価している。
リアリティを追究すれば学校の描写なんてもっと陰湿なものになるのだろうけど、そんなのが見たいわけじゃない。
やさしい中途半端さに私はほっとする。

イタいロボを見守るニコの表情が好きだ。
あきれ顔で後じさるようなことはあっても、汚いものを見るような軽蔑するような顔はしないのだ。

あまりにも視聴率が低くて打ち切りになったらどうしよう。
今日の朝日新聞でも、いつも辛口のライター島崎今日子さんがほめてくれていた。
「俳優も、ファッションも、演出もいい。活劇なのに、ホカホカ感にあふれ、台詞が心に直球で届いてくる」。

とてもうれしい。
by nekomachi_fumiwo | 2007-05-10 02:46 | 日記