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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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年頭所感。

一昨日はうさむし社長と女子らしく買い物をしたあと、お酒を飲んだ。
飲みながら、つい愚痴をたくさんこぼしてしまった。
言うつもりはなかったことをたくさん話してしまった。
長い間、私の心の中で行き場をなくしたままどろどろになっていた黒いものについて。
話すと少し楽になったが、話しすぎたことをすぐに後悔した。

昨日メールでそのことを謝ったら、「ええんやで、社長は呑みながら従業員の話を聞くもんやで」という返事をもらってほっとした。
本当にほっとした(二回言った)。
うさむし社長の心の広さに救われた。
今年もいっぱい社長のヒギア売らせてもらいます。

今年の目標について考えると、どうしても去年のことを思ってしまう。
もう忘れてしまいたいのに、ときどきスイッチが入ったみたいに去年のあれこれがつぶさによみがえる。
そして何もかもを嫌な色やにおいにしてしまう。
私はそんなときいつも弱い自分を責めてきたけど、最近は責めるのをやめた。
自分を責めるという行為は何かの修行みたいで一見男らしいけど、そこまで高レベルに昇華できない場合は、やっぱりかわいそうな自分といじけているだけのような気がするからだ。

自分のことを不幸ぶるのは嫌だ。
みんないろんな事情を抱えて生きている。
確かに去年私を襲った不幸は近年稀に見る根性の座った不幸だったけど、それでも命まで持って行かれたわけではない。
多くを失ってもなお私は笑うことができる。
何より不幸自慢は親友のまにすたがもっとも嫌うものだ。
せっかく友達になれたまにすたに軽蔑されたくない。

だから今年は抱え込むのをやめようと思う。
去年一年間自分をいじめすぎたぶん、自分をほめてやろうと思う。
もともと私は単純で、ほめられて調子に乗って水の上を歩いて生きてきた人間だ。
本当は誰かにほめてほしいけど、誰もほめてくれなくても自分がほめればいい。
広い世界には通用しなくても、水たまりくらいの面積の世界では私だって水の上を歩けるかもしれない。

「普通」を持たない自分を恥じて責め続けた。
自分にないものを追い求めて月面宙返りをしても「普通」になれなかった。

だけどもう月面宙返りはしない。
私は薄まってしまった私という人間を取り戻しに行く。

今年はうんざりするほど自分をほめて愛してかわいがって生きていくつもりだ。
by nekomachi_fumiwo | 2007-01-08 12:59 | 日記