猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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猫町ハナヲの胃袋万歳!

朝、家を出た瞬間、食卓の上に置きっぱなしにしてきたシュークリームのことが気になった。
昨日連れの家に持って行こうとして結局渡せなかったシュークリームを、紙袋に入れたまま放置してきてしまったのだ。
ハナヲは気づくだろうか。
しかたない。
もう間に合わない。

仕事を終えて家に帰り着いた瞬間、再びシュークリームのことを思い出した。
あれはどうなったんだろう。

鍵を開けるとそこにはハナヲがいない。
いつもなら柱に体をこすりつけながら国王の帰還を喜んでくれるはずなのだが。
(やられたな)と思う。
何かまずいことをしたとき、ハナヲは決まって出て来ないのだ。

そろそろと食卓に近づくと、紙袋には見事に穴が開けられ、大きなシュークリームは忽然と姿を消していた。
少しだけパイ生地のかすが食卓の上に散らばっているだけで、クリームひとつ残っていない。
ココアシューだったので、床に転がしたら絨毯はココアパウダーだらけになってしまうところだが、そのような形跡もない。
食卓の上で完食したらしい。
それがせめてもの救いだった。

部屋の隅で視線をそらしながら丸くなっているハナヲに殺気を隠しながら近づき、やにわに首根っこを引っ掴む。
ハナヲのちっちゃな口をこじ開けてにおいをかいでみると、獣のにおいにまじってかすかにチョコレートのにおいがした。

ふふふ。
いいのよ別に。
私はチョコが好きじゃないですからね。
散らかさずにきれいに食べてしまってえらいですねえ。

当然、夕食は抜き。
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by nekomachi_fumiwo | 2006-11-28 01:14 | 猫町フミヲの胃袋万歳!