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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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ぶんぶん倶楽部部長、文芸社に敗れる。

今年の一月に応募した文芸社の「わたしのヒミツ。」というエッセイが見事落選した。
人生においてたいした「ヒミツ。」もない私がこのコンクールに応募しようと思ったのは、「応募者全員に記念品を進呈」とあったからである。
そしてその「記念品」とやらはきっとクリアファイルに違いないと思ったからである。
応募者全員ということから考えてもコスト的にクリアファイル以外にありえない。
文芸社オリジナルクリアファイルのために、私は燃えた。
なんとかかんとか書き上げた。
そして昨日、落選通知とともにそれは送られて来た。

クリアファイルではなかった。

それは人を小馬鹿にしたようなデザインのハンディサイズな筆記用具であった。
商品名は「MiNi COMPO」。
メーカーは三菱。
画像参照(いちばん上のやつ)。


これを使っているうちは永遠に頭が良くなりそうにないシャープペン。
これを使っている男性とは恋に落ちることはないであろうボールペン。

だーっ!
私を誰だと思ってるんだ。
恐れ多くも文房具ぶんぶん倶楽部の部長であるぞ(「一人コンクラーベ」により決定)。

細かく見ていくと、ここまで私の嫌い要素をつめこむとは、と逆に感心してしまうほどだ。

まずシャープペンもボールペンもクリップ(引っかけるところ)がついていない。
別にクリップを使いたいわけではないが、これがないとどこまでも転がっていってしまうのだ。
次にシャープペンのペン先の金具。
私はこれが引っ込むタイプが嫌いなのだ。
さらにボールペンはキャップ式がダメ。
使っているうちにどこかにいってしまうだろう。
特にこんなふうに黒と赤が反対方向についているものでは、色を替えているうちに絶対になくす。
なんでこんなぱっとしない筆記具を「COMPO」にして持ち歩かないといけないのだ(「COMPO」本体にはクリップがついているのでこれをポケットに、といったところだろう)。
きわめつけは「COMPO」からの着脱に非常に時間がかかるという点である。
使っているうちにこなれているのかもしれないが、こなれたころにはボールペンのインク(かキャップ)がなくなっているだろう。

だいたい1個225〜300円で生産されている。
同じ300円ならクリアファイルが10枚ほしかった。
by nekomachi_fumiwo | 2005-05-05 09:04 | 文房具ぶんぶん倶楽部