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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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五千円札の樋口一葉をめぐって。

新札が発行されてからずいぶんたち、新札をめぐる議論も下火になってきたが、なかなか手元に回ってこない五千円札をめぐっては話がつきないようである。

個人的には、一万円札と五千円札についているキラキラが気になるのと、千円札の裏面の余白が広い気がして裁断ミスかと思うことがある点を除けば、おおむね気に入っている。
一万円札の裏面の鳥はちょっと怖いが(テレビで浅越ゴエが真似をしていた)、五千円札の裏面のカキツバタなどはとても美しく、ちょっと幻想的でさえある。

しかし、世間の関心はやはり表面の肖像画の方にあるようだ。
新札が出た当初は、職場でも賛否両論あった。
特に樋口一葉については、のっぺりしすぎていて怖いとかいつもの顔じゃないとかいろいろな意見が出た。
まあ分からないでもないが、われわれが見慣れている樋口一葉の写真がぼやけたものであることは考慮しないといけないだろう。
それに、偽造防止という点からも、きっとわれわれの理解を超えた高度な技術的な問題があるにちがいない(なんでも今までお札の肖像画に髭の人が多かったのは、偽造防止のためであるらしい)。

それでも笑ったのが、最近ある人が言っていた、五千円札の樋口一葉があの「楳図かずお」を彷佛とさせるという意見であった。
楳図かずお!!
ありがたい日本銀行券が楳図かずお!!
いったいどこが?
じっと見るとやけにリアルなあの皮膚感だろうか。
・・・その人によると、黒目がちな目や口元もということである。
今、手元にないのが残念だ。

もっとひどいのになると、『生きながら火に焼かれて』の表紙みたいじゃない?と言っている人さえいた。
・・・まあ、のっぺりしていると言いたかったのだろうが、しかしこれはいくらなんでも言い過ぎであろう。
by nekomachi_fumiwo | 2005-01-21 13:01 | 日記