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猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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2004年のベストセラー(その1)。

12月26日の朝日新聞読書欄を参考に、2004年のベストセラーについて一言。
つい最近まで本屋の店員だった人間の、ものすごくテキトーな発言なので気を悪くしないでいただきたい。

まず「今年売れた話題の本」から。

・『バカの壁』(新潮新書):昨年の本なのに今年も売れたようだ。新潮新書が創刊されたときは、あまりにもぱっとしない装丁にがっかりしたが今は見慣れた。
・『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館):80人以上いる店員の中で1人だけ読んだ人を知っているが、借りようとしたらすでに売り飛ばされたあとだった。今さら買うのは恥ずかしい。ネタにはなるが。
・『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(静山社):山のようにストックがあるが買い切り。
・『グッドラック』(ポプラ社):ビジネス書の平台に常に山積み。「ダ・ヴィンチ」2005年1月号で「装丁が好きな本」TOP10の2位に入っていた。信じられない。
・『蹴りたい背中』(河出書房新社):2度挑戦したが2度とも挫折。タイトルの意味がいつまでたっても分からないままである。
・『冬のソナタ』上・下(NHK出版):読むとはまりそうで怖いので読んでいない。
・『13歳のハローワーク』(幻冬舎):出たときから売れると思っていた。絵もかわいいし、中身もよい。この本がぎっしり詰まった段ボール箱の重さは尋常じゃなかった。持ち上げた空中で挫折することもしばしば。
・『いま、会いにゆきます』(小学館):「セカチュー」はともかくなぜこの本まで「今、会い」と略すのだろう。せっかくのタイトルが台無し。
・『ダ・ヴィンチ・コード』上・下(角川書店):この本のおかげで『マグダラとヨハネのミステリー』(三交社)が売れた。長年棚にひっそりとさしてあった本がまさかここまで売れるとは。担当者としてはうれしい限り。同様に『レンヌ=ル=シャトーの謎』(柏書房)も売れた(ただし後者はすぐに品切れに。入手できるかどうかは書店に問い合わせたほうが無難)。
・『脳を鍛える大人の計算ドリル』(くもん出版):川島隆太・・・。出し過ぎや。全部版型でかいし。川島隆太・陰山英男・齋藤孝で教育書の平台の面積のほとんどを占めていたような気がする。

上記の書籍、一冊も読んだことなし。
by nekomachi_fumiwo | 2004-12-28 18:37 | 元書店員Nの場合