猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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テロリスト養成所。

テロリスト養成所にいる。
研修の最後の時間に書き取りのテストがあり、それはおのおのが実際に誰かに宛てて出す葉書の形をとっているようだ。
なので文面はそれぞれに違うが、それぞれを正しく書ければそれで良く、それは実際にのちにポストに投函されることになるらしい。

そんなテストがもうすぐ始まるというとき、密かに思いを通わせ合っている同級生の男が一人の教官に目をつけられる。
彼は大胆不敵にもこの葉書を外部との連絡に使うことを考えたらしい。
というのもこの養成所はその性質上外部から隔離されており、入所以来外部との連絡手段を取り上げられていたからである。
それだけでなく、彼はその葉書をこの養成所とは思想的に立場を異にする集団に所属している恩師に宛てて書いたようだ。

この書き取りテストはすべての研修の最後にあり、それまでの研修期間に培われた信頼関係に基づいたいわばごほうびのようなものであり、したがって検閲等は行わないことになっているのが常であったが、なにかの拍子に教官が彼の下書きを読んだものと思われる。
あるいはずっと前から目をつけられていたのかもしれない。
とにかく書き取りテストで評価されるのは表面的な漢字や言い回しだけであり、葉書はそのまま投函されることになっているのだが…

「おまえたちまだつきあっていたのか」

教官が同級生に何気ないふりでたずねる。
同級生は聞こえないふりをしている。
書き取りテストは12時からで、時計は11時59分をさしている。
テストさえ始まれば葉書はこっちのものだ。

祈るような気持ちで私は時間が過ぎるのを待つ。
教官がいったん回収した葉書(それがテスト用紙になるのでいったん回収されたらしい。前述のように文面には普通は言及されないようだ)をトランプのように広げ、彼の葉書を選び出そうとする。
指が彼の葉書にふれる。

私は目を閉じ、「手榴弾」の文字を正しく思い浮かべようとする。
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by nekomachi_fumiwo | 2011-01-26 09:11 | 夢日記