猫と相撲と文房具(ときどき野球)。猫町フミヲの妄想の日々。


by nekomachi_fumiwo
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無意識の発見と綾瀬はるか。

犬の表情の微妙な変化に、犬が人語を理解するという確信を得る。
私は無意識を研究する科学部所属の男子高校生で、古今東西のあらゆる文献を渉猟し、今まで収集した膨大なデータを元に持論を展開する。
無意識には波がある。
それは睡眠時のレム睡眠、ノンレム睡眠の周期と、月の満ち欠け(あるいは女性の月経周期)を融合させたようなものであり、すなわち覚醒している間も無意識は潮の満ち引きのようにわれわれの内部で静かにその力を強めたり弱めたりしているのだった。

「だから、犬の中でもっとも無意識レベルが高まったとき、その瞬間は完全に犬の表情は人間のそれであり、それは人間の言葉を100%理解しているということに他ならない」
「(それは単に飼い主になついているからではという批判に対して)金曜日の犬はそうではなかった。金曜日は飼い主が遠くから帰って来た日であったにもかかわらず、犬の表情と反応はいまいちであった。それは無意識の周期が高いレベルになかったからだ」

熱弁する私を幼なじみの綾瀬はるかが頬杖をつきながら見守っている。
私は理科室の机のような4人がけの広くて冷たい机の上に文献を広げ、ときおりパソコンをさわりながら自分に言い聞かせるようにとにかく熱弁する。
綾瀬はるかは笑いを含んだ目で楽しそうに私の話を聞いている。
ふいに綾瀬はるかの顔が近づく。
近いなあと思っているとキスされてしまう。

綾瀬はるかが笑っている。

短い時間の間に唇の感触を説明する言葉を探す。
「やわらかい」、「気持ちいい」でもないなあ、分かった、「まるい」だ。

とても楽しい気持ちになって私たちは笑い続ける。
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by nekomachi_fumiwo | 2009-09-22 15:34 | 夢日記